介護従事者の方へ

徘徊対策、行方不明を未然に防ぐその思いでミモトブレスレットは誕生しました ミモトブレスレットをつくるきっかけは家族で取組んだ祖母の認知症、介護でした。祖母の介護の中心となっていた母は本当に心身ともに疲弊していました。 当時ジュエリー、アクセサリー等の宝飾品のオリジナル製作をしていた私は、母を含め家族を少しでも安心させたい。徘徊時の不安を少しでも軽減できれば…そんな思いから身元証明を刻印したブレスレットを祖母にプレゼントしたのが1つ目のミモトブレスレット。それが誕生の大きなきっかけです。

誕生に際し学んだ介護福祉の現状

祖母の認知症をきっかけに高齢者の徘徊、行方不明についての関心は深まり、それは大きな社会問題になっている現実を知った私は、地域包括支援センターという高齢者の認知症を悩みを抱える家族の相談窓口があることを知りました。さらにそこで従事するソーシャルワーカーさんやケアマネさんからのお話を伺い、身近な地域における“この問題の深さ”を感じました。そしてGPS機能付きの携帯電話やスイッチ、身元を記したカード類を所持するなどの様々な対策はあれど画期的な解決には至るものはなく、あわせて早期解決が急務である問題であることも学びました。

知れば知るほど希望を必要としている

地域包括センターのソーシャルワーカーやケアマネージャーの方々は本当に多忙な日々を過ごされています。介護に悩む地域のご家族のサポート、これは本当に激務だと思います。 さらに、限られた時間の中で認知症カフェやケアマネの集い、各エリアで集まり勉強会や情報交換会を真剣に取組む姿を目の当たりにし、私はご家族の認知症、徘徊に悩みミモトブレスレットを必要とする方々にブレスレットをつくるだけで良いのか？そう自問自答するようになりました。

県内１３０の地域包括センターを回りました

2015年にミモトブレスレットが誕生してすぐから2016年の今までに計2回通り、認知症、介護の窓口である地域包括センターを訪問しました。 目的は現状の課題を伺うことと、ミモトブレスレットを知ってもらうことです。このミモトブレスレットは地域全体、社会全体に認知されるもの、精通するものであればあるほど、ご高齢者が安心して外に出かけていけると確信しました。そうした私の想いが伝わり、認知症で悩むご家族の方をご紹介いただいたり、介護福祉に真剣に取組む企業、病院にも繋いでくださり、そこでも商品の質を含め、この活動に共感、支援をいただけています。そして少しづつではありますが、地域に知ってもらえている、またこのミモトブレスレット自体をひとつの「希望」と感じてもらっている、そんな感じを受けます。

この地域包括センター訪問活動をきっかけに岡山県総合福祉用具展示コーナーへ設置、ご紹介をさせていただいております

認知をしてもらう事が私の使命であると思い、岡山電気軌道、通称岡電バスさんに広告を掲載させていただきました。

徘徊対策は待ったなし！

警察庁調べのデータによると徘徊による行方不明高齢者は平成25年の時点で年間1万人を超えており、またその後も行方が分からないままの方は250人を超えています。 また、岡山県と近隣5県で徘徊症状のある要介護１～３の対象者は約19万人で、団塊世代の高齢化に伴い、この対象者の増大が懸念されています。 高齢者の認知症、徘徊対策は待ったなしの状況であり、対象となるご家族だけの問題ではないと私は考えています。認知症高齢者の日常生活の自立度を示す図をご覧ください。 対象者はこの先どんどん増えています。ただ、ランクⅡの方々は周囲にいる方々が注意すれば自立できる状態です。アーカイヴジャパン株式会社ではこの第三者の意識向上が非常に大事だと考えています。

警察、地域、病院、地域との連携を

アーカイヴジャパン株式会社は「第三者の認知度向上」を目的とし、弊社のある岡山県を中心に、警察、県指定の病院、岡山県危機管理対策室、各消防署、社会福祉協議会、老人クラブ事務局に出向き、 ミモトブレスレットのこと、そして「ユーザーの手元を見れば情報が読み取れる」ことを説明する活動を行ってきました。 そして、これは今後も継続的に行い、高齢者の認知症、徘徊対策を地域で問題解決に取り組めるよう普及・啓発を積極的に行ってまいります。

高齢者の行方不明を防ぐセーフティネットを

介護に従事される皆様同様、アーカイヴジャパン株式会社も認知症、徘徊対策、高齢者の行方不明を未然に防ぐことを使命にし、真剣に取組んでいます。 そして弊社が自信を持って製造・販売を行っているMIMOTOブレスレットは、介護の真っただ中にいるご家族の希望の光になると信じています。 是非、このMIMOTOブレスレットの普及・啓発に力を貸してください。 認知症の方々が安心して暮らせるよう、行政、地域、病院、警察が連携するセーフティネットが構築できるよう、これからも取組んでまいります。

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