ブログ
第7回 オールジャパンケアコンテスト “AJCC”
2016年10月8日 (土曜日)
鳥取県の米子コンベンションセンターで行われた、第7回 オールジャパンケアコンテスト。
認知症、食事、入浴、排泄委、看取り、口腔ケアの6分野で、実技とディスカッションにて介護従事者の技能を競うこの大会。
介護施設にとって、ケアスタッフのサービスが優秀である事は、競合との差別化を図る上で重要との事で、数百名のエントリーがありました。
今回も全国の事業者からのブース出展があり、「ミモトブレスレット」 も参加させて頂きました。
参加された方々から、「認知症の高齢者の身元証明として素晴らしい!」とたくさんのお声を頂く事が出来ました。
来たるべき将来へ向けて、この大会を開催する理念と、我々メーカーが最も大切にしているユーザビリティをマッチングさせて頂けることは本当に有難いことです。
年々盛り上がりを見せているオールジャパンケアコンテストを、ミモトブレスレットは今後も応援して参ります。
出展告知 「オールジャパンケアコンテスト」
2016年10月8日 (土曜日)
第7回 オールジャパンケアコンテスト が米子コンベンションセンターにて行われます。
認知症、食事、入浴、排泄委、看取り、口腔ケアの6分野に分かれ、
介護従事者の実技、ディスカッションを審査する大会です。
「ミモトブレスレット」もブース出展、介護従事者さまを応援させて頂きます。
詳しくは…
福祉用具展示会in鳥取
2016年 9月16日(金)~17日(土)
株式会社BANG やまだや 様の主催の福祉用具展示会in鳥取へ「ミモトブレスレット」を出展させて頂きました。
最新の福祉用具やハイテク介護機器の紹介のため、鳥取市へ全国各地からメーカー多数が集結。
国内最高峰メーカーのハイテク医療ベッドシステムを背に、真っ黄色の「ミモトブレスレット」ブースも映えています。
なんと隣は、介護事業所のバイブル「介援隊」さまのブース…
「ミモトブレスレット」のツールや商品バリエーションも少しずつ増え、認知症徘徊対策に関わらず、身元証明アイテムとしてのオリジナリティーと活用シーンを提案させて頂くよい機会となりました。
中でも嬉しかった事は、ブレスレットを着用しているお客様が、たくさんお見えになられた事でした。
年齢、性別に関わらず、故郷鳥取でもミモトブレスレットに愛着を持って下さる方が増えている事、
サイズのお直しを含めたアフターフォローと直にご感想を伺えた事には感動を覚えました。
ご来場記念品として用意した 「ミモトブレスレットオリジナルスケール(巻き尺)」 も気づけば底をついてしまいました…
そして「災害対策」をテーマとした ミモトブレスレットの活用講座をプレゼン。
両親親類一同が来場するというサプライズがあり、25年ぶりくらいの壮大な参観日状態となりました……
が、当事業の理念や商品への想いを伝えられる機会となりました。
今回の展示会では、様々な事業者との意見交換と交流が出来ました。
「いま、助けを必要としている人」へ、一刻も早くサービスを提供しなければならない使命と心が基本にある事、
利益や顧客の取り合いで、同業他社が火花を散らすのではなく、「助け合い、協力しあう事」を目指している事。
それらを第一に考えている事業者の集まりに参画させて頂けた事が、大きな収穫となった展示会でした。
今後も積極的に出展させて頂き、「ミモトブレスレットが出来る事」を進化させていきたいと思います。
福祉用具展示会&ミニ講座 in鳥取
2016年 9月16日(金)~17日(土)
株式会社BANG やまだや 様の主催の福祉用具展示会へ「ミモトブレスレット」を出展させて頂きます。
日本一大きな池「湖山池」を臨みながら、内容盛りだくさんのイベントです。
17日(土)は、災害対策におけるミモトブレスレットの活用をテーマに登壇させて頂きます。
認知症徘徊対策のみならず、災害時における身元証明を担えると考え、活用法を広めたいと考えております。
ミモトブレスレットのノベルティグッズも製作中です。
故郷鳥取で頑張って参ります!
『2016介護サービス博覧会おかやま』へ出店
ひたすらに黄色を追及したかの様なブースですが……
第11回目のマッチング会に ミモトブレスレットの初出展を果たすことが出来ました。
2日間の会期で約3,000名の来場。
保険 介護 福祉 生活 に携わるプロ、一般来場客 との交流に恵まれました。
介護用品を扱う販売業者さま複数から、熱い反応も得られました。
県産業振興さまからは、パーツサプライ他より良い内省化を含めた、量産へ向けてのバックアップサポート体制を得られました。
警察や行政からも、今後の市民サービスに取り入れる可能性を模索したいとのお言葉が得られました。
何よりも、これまで地道に足を運んだケアマネジャーさん ほとんどの方が ミモトブレスレットの事を知ってくださっていた事には感激いたしました。
中には、担当のケアマネさんから「ミモトブレスレットいいよ~」と聞きつけたイチ営業マンが、どうしてもこれを扱いたい!と社内で発起してくださっていて、ようやく会えたとアプローチを頂いた事には、本当にシビレました。
最期に、山陽新聞掲載の写真に、ちゃっかり映り込みさせてもらいました~(笑)
『介護サービス博覧会おかやま マッチングプラザ2016』
詳しくは… http://www.edan.jp/kaigo/
ミモトブレスレットが岡山県総合福祉用具展示コーナーへ
事業開始当初より目標としていた、岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館 『きらめきプラザ』 1Fの 福祉用具展示・体験・相談コーナーへの商品設置。
こちらにミモトブレスレットを採択いただき、展示・紹介の運びとなりました。
なだたる福祉用品や、一流メーカーの商品のとなりに並ばせていただくのは少し恐縮ですが、少しでも医療介護福祉分野でのお役に立ちたいと願っています。
ご興味のある方は、ぜひ足をお運びになってください。
きらめきプラザ 岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館1階
〒700-0807岡山市北区南方2丁目13-1(旧国立岡山病院跡)
TEL:086-221-3038 FAX:086-221-3038
認知症初期集中支援チームに学ぶ
お隣の倉敷市で、いわゆる「ケアカフェ」の集いに参加させて頂きました。目的としては、倉敷市の健康長寿課の地域包括ケア推進室の講義を聴きたかった事の他に、行政と医療、介護事業所がどの様に連携し超高齢化社会に備えるべきかという具体的な施策を把握する必要があったからです。
縦割りという垣根を取り払う事が重要
みな日々の業務をこなしながら、良いケアをしたいという想いで繋がっています。医療、行政、介護、様々な事業者が一堂に会しました。
主催はローズマリーの会
https://www.facebook.com/ローズマリーの会-小地域で認知症を支える会-1625879960977972/
代表の岡野さんは薬剤師であり、一人の患者さんに対して、たくさんの人や施設が携わっているのにかかわらず、それぞれの顔を知らない、連携がない事に気づき、会を創設されたとの事です。
そして、地域包括ケア推進室。
平成28年度からスタートしたばかりの「認知症初期集中チーム」 国家戦略として、各行政管轄内で官民連携を果たし、ご本人やご家族に寄り添い、自宅での自立生活をベストとし、サポートしていこうという施策です。
今回は、倉敷市の取り組みでしたが、各市町村それぞれの規模、施策、地域性も今後あらわれてくると思います。何がベストな答えかは簡単に示される事ではないけれど、最後は人と人の繋がりが解決してくれるのではないでしょうか。
そしてもっとも大切なことは、ご本人とご家族の気持ち、それに寄り添う地域の温かいサポートだと思いました。
『ノベルティグッズとしてもオススメ!』
以前のブログ記事でもご紹介させていただきましたが、オリジナルアクセサリー製作を重ねていく中で、大人の趣味の集いに携わる機会が多くなってまいりました。バイクチームやバンド、登山やカメラ等、仲間と趣味を共有する事は素晴らしいですね。
今回は、そんな意匠を反映させたミモトブレスレットの一部をご紹介させて頂きます。
バンド 『Do The Camel Walk』
1960~70年代のアメリカ南部が香るソウルフルなバンドのロゴを刻印。バンド名でピンと来る方は、なかなかのルーツ好みとお見受けします。
彼らのライブフライヤーからロゴを抽出し、刻印データを作成させて頂きました。
もちろんイエローゴールドでバンドの世界観とピッタリの仕上がりでした!
レジェンドミュージシャンからの評価も高い、センスの塊りの様なバンドでオススメです。
アルバム 『Rudie,s Holiday』 Lengyo & Do The Camel Walk
http://tower.jp/artist/2338115/Do-the-Camel-Walk
ミモトブレスレットが担える役割
今もなお傷痕を残したままの大災害が起きたあの日を明日に迎え、記録映像や特集番組では目をそむけたくなるようなシーンが映し出される時期でもあります。
ここ岡山でも地震の揺れを感じましたし、阪神淡路大地震で飛び起きた記憶は今でも忘れることが出来ません。
この写真は、友人でもあり国際フォトジャーナリストの河田雅史さんが岩手県大槌町で撮影した震災直後の写真です。
がれきの中を走る電気自動車、後方には建物の屋上に乗った船。
この写真はニューヨークタイムズに掲載されて世界に広まり津波の脅威を知らしめました。
救える命があればどこへでも
ガソリンなど容易に入手できない中、電気自動車は、大槌町でAMDA医師の訪問診療に使われました。AMDAとは1984年に岡山市の菅波医師を中心に結成された多国籍医師団で救える命があればどこへでもという理念のもと世界中で活動されています。
詳しくはAMDAホームページ http://amda.or.jp/
そして、南海トラフ大地震に備え、AMDAを中心とした医療、物資の一刻も早い現地派遣のシュミレーションも具体的に構築されています。
前述の河田カメラマンはAMDA参与という肩書きをお持ちでもあり、当方も高知、徳島救援シュミレーション会議に参加させていただいた事があります。その中で、AMDA社会開発機構の山上さんから一冊の本をご紹介いただきました。
身元証明の困難さを描いた「遺体」
「遺体」 石井光太さんの著書です。
詳しくは公式サイト http://www.kotaism.com/
この本には、津波で被災した岩手県釜石市の人々が膨大な遺体に向き合わなければならなかった事が記されています。
地域に散乱した遺体は安置場に尽きることなく運び込まれました。波に揉まれて衣類や所持品が奪い去られた遺体も多く、それらの個人を特定するシステムはありませんでした。
自らが被災者でもある歯科医たちが、死後硬直に悪戦苦闘しながらもなんとか歯の治療データ検索をしていくしかなかった事。そして遺体の腐敗は想像以上に早く、身元不明の遺体から土葬するという苦肉の選択に揺れ動く様と、それでも肉親の安否がわからない人々にとっては再会したいという想いが描かれています。
朽ちていく遺体の描写は生々しく悲惨としか言いようがないですが、これは僅か5年前の現実。再会とは、肉親の亡骸を取り戻す事と同時に、家族がこの世にもういないことを突きつけられること。辛い出来事ですが、生前の痕跡、その人の証しがいかに尊く大切なことであるかを改めて感じさせられた一冊でした。
ミモトブレスレットが担えること
ミモトブレスレットは、亡き祖母の認知症症状の体験から製作をはじめました。なぜなら身元証明が出来る何かを身につけていてもらう必要があったからです。家族として少しでも安心するためのひとつの手段でした。ところが、思った以上にアクセサリーとして愛用してくれました。そして今は思いでの品でもあります。
社会問題も含め「想定外の…」という言葉を耳にする事が多くなってきましたが、万が一の事態がいつ起こっても不思議ではなく、いかに備えておけるかが大切だと考えるばかりです。
大切な家族や肉親をつなぐ事が出来ますようにという願いを込めて、これからもミモトブレスレットを製作させて頂きたいと強く思っています。
MIMOTOブレスレット製作秘話『製作への道のり』② ステンレス
宝飾アクセサリーとして、プラチナや金、シルバー、真鍮等は扱ってきました。MIMOTOブレスレット製作に当たり、肌に最も触れる面積の多い腕時計の外装部分に最も採用されている「ステンレス鋼」に目を向ける必要がありました。
ステンレスの種類
一口に「ステンレス」と言ってもその配合により非常に多くの種類があります。ステンレスとは50%以上の鉄が主成分で、クロムなどを10.5%以上含む素材。製品に使われるのは「430」や「304」というものが主流です。ステンレスの存在意義を簡単に説明するなら、「錆びる」という弱点のある鉄にクロムなどを混ぜることによって錆びにくくしたという点です。
特定の種類を指す時には「316L」のように数字やアルファベットなどを織り交ぜて表現される名称を使う必要があります。「304」「316L」「904L」などの名称=種類の事です。
時計業界で一般的に採用されるステンレスは「304」という種類です。そして、私たちの身の回りにあるキッチンシンクや窓枠にも「304」ステンレスが使われています。それと同じ種類のステンレスが時計に使われているということです。
しかし、ブライトリングやパネライ、ゼニスなどのスイスの一流メーカーはより耐蝕性のある「316L」という高級ステンレスを主に使っています。前述した「304」に「モリブデン」という物質が加わった素材が「316」であり、それに炭素量を減らし更にバージョンアップさせたものがより錆びにくい「316L」です。メスなどの医療用品で使われ、サージカルステンレスとも呼ばれます。
ロレックスが採用する「904L」
ロレックスは「316L」よりも更に耐蝕性の高い超高級ステンレスである「904L」を採用しています。時計の外装素材にスーパーステンレスと呼ばれる「904L」を採用することは超絶な事で、ロレックスの価値の高さもうなずけます。
「904L」は本来、化学産業分野で使われていた究極の「スーパーステンレス」です。90年代頭ぐらいからロレックスが時計業界で初めて採用したと言われています。
904Lは316Lと比べ「クロム:18%→19~23%」「ニッケル:12%→23~28%」「モリブデン:2.5%→4.5%」とさらに鉄の比率は低くなっており、また低炭素化により海水や硫酸、塩酸への高い耐性を実現しています。
最近ではロレックス以外のメーカーでも採用例があると聞いたことがありますが、「904L」の採用は多くの時計メーカーが真似できることではありません。資金力があり生産本数の見込めるロレックスだからこそ、採用に踏み込めたのだと思います。その根底にはサブマリーナやシードゥエラーという海水で使用することの想定があり、今ではモデル全体に採用されています。
金属アレルギーに最も適しているのは「316L」
904Lは特殊性の高い高価なステンレスではありますが、ニッケル含有量が多い分、金属アレルギーの人にはおすすめできない材質でもあります。実際医療用メスは316Lを使用しています。
904L=高い材料=素晴らしいというわけでなく、どの性質を重点におくかが問題になります。
人体に最もやさしい316Lサージカルステンレス製を採択し、安心して着けられるMIMOTOブレスレットを目指していきたいと思います。
続く…